卓球

【試合が安定する技術】現代卓球の第一歩はブロックから!

こんにちは。さるんちゅです。

最近の卓球のプレースタイルで「強い」とされているのは

前陣速攻のゴリゴリスタイルではないでしょうか。

1月に行われました全日本卓球選手権で優勝しました水谷 隼選手も数年前からスタイルを変えて、後ろに下がらず前でガンガン攻めていくスタイルで今年見事に王者に返り咲きしました。V10本当におめでとうございます!

これから強くなって上を目指していく方々もどんどんマネをしていってほしいと思いますが、いきなり前でガンガン打てるかというとそんな簡単なものではないです。

そこで今回は前陣速攻スタイルを始めるにあたっての最初に覚えたい技術としてブロックを紹介したいと思います。

なぜブロックが現代卓球で最初に必要か?

試合中のブロックの出番は多い!

ブロックってドライブ・チキータやカウンタースマッシュなどの派手なプレーと比べると非常に地味なプレーですね。

ただ試合においては非常に大切な技術であり、出番がものすごい多いプレーです!

と言うのも攻撃同士の対戦となると、お互い攻撃を仕掛けて点を取りに行くわけで自分が攻撃が出来ない(しない)ときは相手が攻撃をしてくることになります。

お互いがサーブで3球目攻撃を狙うとすると、本当に単純計算ですが試合中の半分は相手が攻撃を仕掛けてくることになります。そうすると半分は防御=ブロックをしていくことが想定されます。

先に打たせない技術ももちろん重要で駆使しながらですが、全部打たせないということはほぼ不可能と思いますので、打たれたときにブロックがしっかり出来るかどうかは試合の勝敗を左右するものとなります。

攻撃同士の試合展開では半分がブロックの出番となる

前陣の打ち合いではブロックは強い武器となる!

先ほど私もブロックは防御であり、守備的な技術であると書きましたが近代卓球の前陣からの早いラリーの流れではブロックも非常に強い武器となります。

丹羽選手の代名詞でありますカウンタースマッシュはその最終系にあたるのではないでしょうか?打たせたドライブを倍の速度で打ち返す!

めちゃくちゃ憧れるプレーですね!!

しかし私もあんなプレーは出来ませんし、初心者~中級者ではミスしまくるのが目に見えていますのでマネをするのはやめましょうね。。

ただカウンターは出来なくても、ブロックなら十分身に付けられる技術です。

相手にドライブを打たれてもなるべく早い打点でブロックして空いたコートにボールを返球する。これをきっちりと出来るだけで得点は積み上げることが出来ると思います。

攻撃を仕掛けた相手が戻りきる前に早い打点で返し、早い返球をすること!

このポイントを理解し、ブロックを身に付けることが出来れば試合では十分な武器となります!

ブロックの技術を身に付けるためには?

ラケットの構え方と角度調整に意識を持つ

ブロックではまず力はいりません。相手のドライブやスマッシュに押し負けないだけの力で構えさえすればokです。変にラケットを押し出したり、ラケットを振ってしまうと安定せずにオーバーミスが増える原因となります。

バックは出来るだけ体の前で止めることを意識しましょう。そして肝心のラケットの構え方ですが基本のバックやフォアと振る形とは異なり、少しラケットを立てて構えることを意識しましょう。

通常は持ち手の部分が横に向くような形でスイングすると思いますが、ブロックの場合は持ち手が縦に真っ直ぐになり、ラケット底辺のメーカーのロゴマークが下に来るイメージです。

そしてラケットの角度ですが、相手のボールの回転数によって異なってくるので一概に○○度などとは言えません。。ここで言えることはドライブにしてもスマッシュにしても強烈な上回転のボールが来ますのでラケットを寝かせて抑えるイメージでまずは構えてみてください。

1度ボールを受けてみてオーバーするようであればさらにラケットを寝かす。ネットにかかるようであれば少し上げてみるなどの調整をしていけばokです!

・ブロックする際はラケットは立てることを意識する。

 ※ラケット底辺のメーカーのロゴマークが下に来るイメージ

・ラケットの角度は上回転を抑えるように寝かせて構える。

 ※1度受けたボールの 返り方を見て微調整をしていく

打点を意識してブロックする!

ブロックの構え方が分かったら次に意識するのは打点です。

打点は早く、頂点に上がりきる前の上がってくるタイミングで当てるようにしましょう!

打点が遅いと、ボールが返るまでに時間が出来てしまい、相手の攻撃までの準備時間が出来てしまい連続攻撃を喰らう可能性があります。

攻撃されると思って後ろに下がってしまいがちですが、得点を取りに行くためには下がらずに前陣でしっかりブロック出来るようになりましょう!ここは練習あるのみです!

必要な練習方法は?

①シンプルに上回転ラリーからのドライブ・ブロック

上回転のラリーから相手にドライブを打ってもらいそれをブロックする練習です。

最初はコースをお互いに限定して始めて打点やラケットの角度などを確認してから行うのが良いと思います。

それでも初めのうちは中々続かないかもしれないのでドライブのスピードを落としてまずはラリーをしっかりする・ミスをしないを徹底していきましょう!

慣れてきたらブロックの方向は固定して、ドライブはオールコートで打ってもらい、バックもフォアもランダムの中でしっかりと返せるように体に覚えこませていきましょう。

②下回転からの3球目攻撃をブロック

試合を想定したブロック練習ですね。まあこちらサイドからするとブロック練習ですが、相手からするとドライブ練習になるので一石二鳥で取り組める練習ですね。

ブロックの練習としてはレシーブ方向は固定して、相手のドライブはオールコートで打ってもらい、それに対応していけるように取り組んでいきましょう!

まとめ

現代卓球では「前で打つ!」ということがポイントとなっております。早いラリー展開に対応していけるようにすることも重要ですが、ブロックをきっちり行えるだけで案外得点は取っていけるものです。

大会の上位に君臨する選手はいずれもブロックが上手い!そこに仲間入りするためにぜひあなたもブロック技術を磨いてみてください!