こんにちは。さるんちゅです。
前回は【凡ミス】をなくす基本強化の練習方法について書きました。
ただ正しい知識を最初に持っておかないといくら練習しても基本強化にはなりません。そこで昨日の記事の中でも触れていた「ツッツキ」についてさらにフォーカスしてお話したいと思います。
試合中にツッツキが安定せず、相手にチャンスボールをみすみす渡してしまい負けてしまうという経験はありませんでしょうか?
ツッツキの技術の差で試合は大きく動きます。その重要性についてお話していきますね。
目次
試合中に最も多く使う技術は「ツッツキ」!?
レシーブでツッツキは欠かせない!
私は卓球の三大基本技術は「フォア」「バック」「ツッツキ」である、と勝手に考えているのですが試合中に使用する頻度が最も高いのは「ツッツキ」ではないでしょうか?
私が考えるその理由は試合中に繰り出されるサーブの種類にあります。
試合のサーブの6~7割は下回転系のサーブから入る。
聞いてみて想像できましたでしょうか?
実際、私の出すサーブは下回転系が中心でした!
おそらくこれは中学・高校だけでなくプロ選手にも共通するのではないでしょうか。
下回転系のサーブが増える理由は、大きく2つの理由があります。
・自身の【3球目攻撃】に繋げることが出来ること
・いきなり相手に強く打たれにくいということ
この理由により、結果として下回転系のボールが増え、ツッツキをする機会が増えるということです!そう考えるとツッツキ練習は疎かには出来ませんよね?
ではミスをしてしまう人の特徴はどんなところなのか?ご紹介します。
【改善点は3つ】ツッツキのミスが多い理由はこれ!
ボールに対して適切な距離が取れていない
よくあるミスとしては手を伸ばしてツッツキをしてしまうケース。
肘が伸びると安定性が落ちます!
ツッツキは主に台上で相手が打った下回転のボールに対してつっつくように下回転をかけて返す技術です。手を伸ばして取りに行くのではなく、足を伸ばして台上のボールに向かっていくようにしましょう。
手を伸ばすのではなく、足を伸ばしてボールに向かっていく。
※バックもフォアも動かす足はラケットを持っている足(右利きなら右足)
ラケットの角度調整が出来ていない
相手ボールの回転が分からず、ラケットの角度調整が出来ていないケース。
しっかりと回転を見極めるのは練習量と経験がモノを言いますのですぐに対応するのは難しいかもしれません。
まずはミスをしてしまったときに「なぜ?」と考えるクセをつけましょう。落ちてネットにかかったということであれば相手の下回転に負けているのでラケットの面を上に向けて打つ必要があります。オーバーミスの場合は逆でラケットの面を立てる必要がある、など常に考えるようにしましょう!
ツッツキはなるべく姿勢を低くし、ボールの目線近くで捉えて回転を見極める。
卓球というスポーツはボールの回転を捉えるスポーツとも言えます。
少し難易度の高いお話ですが・・・練習・試合の経験を重ねることで相手のラケットの角度や捉え方、タッチ音などである程度の回転数も見えるようになってきます。
力任せに大きいスイングをしてしまう
回転をかけようと意識しすぎてバックスイングが大きく力任せにスイングをしてしまうケース。
はじめのうちはあまり回転をかけることを意識せずに相手コートにとにかく低く返すことを心がけてください。ツッツキには力はいりません。バックスイングもほとんどいりません。なるべくコンパクトに振るようにしましょう。
低いボールを返球する為には打点が重要です。高い打点(ボールが高くあがっているところ)ではなくて低い打点(ボールがバウンドしてすぐの低い位置)で打ちましょう!
ツッツキは防御だけでなく武器にもなる!
ツッツキは決して守備だけの技術ではありません。使い方次第で自分の攻撃を活かす最大の武器にもなります。
前後左右に振り分けることでミスを誘うこともできます。
先ほどツッツキはなるべく低いボールを返すようにしよう!と言いました。
低く返すことで相手も攻撃しにくく、逆にチャンスボールが返ってくる可能性が出てくるからです。
ですので低く打って入って安心ではありません。ツッツキは点を取るプレーではなく、点に繋げるプレーです。
ツッツキを打ったあとは次のチャンスボールに備えてすぐに基本姿勢に戻るようにしましょう。
まとめ
卓球においてのツッツキの重要性を感じて頂けたでしょうか?
ツッツキのミスを減らし、相手の攻撃を抑えつつ、自分の攻撃に繋げる。
こんなプレーが出来たら勝つイメージも出来てくるのではないでしょうか。
ツッツキのミスが多い方はどんなミスケースが多いのかを振り返ってみて今回の3つの改善点にあてはめて今後に活かしてもらえれば嬉しいです。
ツッツキだけの話ではないですが、どのようなプレーをしたら相手は嫌がるのか、自分にチャンスボールが来るのかを常に考えながらプレーしましょう。
1つ1つのプレーをしっかり考えながらできたら何倍も成長が早くなりますよ!